こんにちは。マッハです。
この記事では、パイロットにならないとできないこと、仕事のやりがいについて、現役エアラインパイロットである僕が解説していきたいと思います。
目次
パイロットの魅力
パイロットになって良かったことを個人的な視点で解説していきます。
大きく以下の3点かなと思っています。
結論から言うと、「高収入で世界の色々なところに行ける仕事」ですね。
自分の求める仕事像がまさにこのような感じだったので、同じように考えている人は本当におすすめの仕事です。
- 世界の色々な場所に行くことができる
- コックピットからの景色は格別
- 高収入なので生活には困らない
世界の色々な場所に行くことができる
仕事上、国際線に乗務すると世界中飛び回ることになります。
もちろん長時間乗務した後なので、しっかり休養を取ることが最優先ですが、それ以外の時間では観光することも、ご当地の美味しいご飯を食べに行くこともできます。
海外の文化の違いや、本場の食べ物を体験できるのは、楽しいですし、自己成長にもつながります。
また色んな語学に触れることができるのもメリットです。勉強するきっかけになるので、僕も今では8か国語ぐらいは簡単なあいさつなどはできるようになりました。
コックピットからの景色は格別
これは実際に訓練が始まって、乗務するようになってから知ったことです。
それまで乗客として横の窓からの景色しか見たことがなかったですが、初めてのコックピットからの景色は感動します。
コックピットの窓全体からは壮大な景色、キレイな星空、運が良ければオーロラも見ることができます。
大自然の景色を見ると、自分の心も晴れやかになり、小さな悩みなどは吹き飛んでしまいます。
高収入なので生活には困らない
これはあまり大きな声では言えないですが、副操縦士に昇格すれば収入はかなり上がります。
普通の生活を送っていれば、月に30~40万円ぐらいは貯金や投資に回すことが可能です。
正直なところ、仕事と収入のバランスを考えると、デメリットは見つからないぐらい良い仕事だと思っています。
健康に対して自己投資しやすい
パイロットは身体が資本です。健康状態を維持するためには、食事、睡眠、運動をバランスよく維持することが重要です。
僕も最近では、寝具を一式変えました。今まで色々なマットレスや枕を使ってきましたが、このソムレスタが一番しっくりきて快眠度も抜群です。2020年にはGood Design賞も受賞しており、認知度も上がってきています。
パイロットのやりがい
次に、パイロットという仕事面でのやりがいについて解説していきます。
パイロットになるメリットを先ほどは書きましたが、実際になってみて思うこの仕事のやりがいは以下の2つです。
- 子供に夢を与えることができる
- 常に新しい発見がある
子供に夢を与えることができる
小さいころは飛行機に乗る機会はめったにないので、空港に行き、パイロットを見ると憧れを持った人もいるのではないでしょうか。
僕もそうでした。
これは日本だけではなく、海外でも同じように感じます。
パイロットが飛行機に乗り込む前やフライトが終わって降機するとき、子供たちに手を振ったり、写真を撮ったり、グッズをあげたりすると目を輝かせて喜んでくれたりします。
そんな光景を見ると、こちらもとても嬉しい気持ちになりますし、長時間フライトの疲れも和らぎます。
僕自身の経験として、一度写真を一緒に撮った子供がわざわざ会社に手紙を出してくれました。「とても嬉しかったこと、自分もパイロットになりたい」という内容を見て、この仕事は本当にやりがいがあるなと感じたことを今でもはっきり覚えています。
常に新しい発見がある
この仕事のもう一つのやりがいは、新しい発見が常にあるということです。
同じ路線であっても、季節、天気が違うことはもちろん、お客さんも違えば、乗務している乗員の構成も異なります。
一つとして、同じフライトがないということは常に何かが違うということです。
小さな違いかもしれませんが、それを感じることで、全く飽きないですし、次はこうしてみようという思考になります。
新しく勉強して知識を得ることで、視野も広まりさらに色々なものが見えてくるというポジティブなサイクルを回すことができます。
このサイクルは私生活でも活きてきますし、人生が豊かになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
パイロットのメリット、やりがいについて僕自身の経験も交えながら解説してきました。
パイロット特有のメリットとしては「日本、世界中を回ることができ、高収入でもある」こと、またコックピットからの景色は壮大で人生観も変わってきます。
やりがいとしては「子供に夢を与えることができ、常に新しい発見をすることができる」という点です。
正直なところ、僕自身はこの仕事は本当に魅力的で、やりがいがあり、デメリットが見つからないぐらいです。
少しでも興味のある学生の方や転職を考えている社会人の方は是非チャレンジしてもらいたいです。
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